本番に向けたメンタルの整え方

発表会まで、あと2か月となりました。
レッスンも、12月に向けて、曲の練習が進んでいます。
本番で、誰もが悩まされるのが「緊張」。
この緊張が悩みの種、という方も多いと思います。
今回は、「緊張」と付き合うために、日頃どういう心掛けをすればいいのか、
私なりの解釈をお伝えしていきますね。

本番で緊張するのは、当たり前

え?と思われるかも知れませんが、
“本番で緊張するのは、当たり前”なんです。
そこを本番になってから、どうにかしようとしても、日常とは全然違う状況で起きている事なので、『緊張しないようにする』というのは、難しいかな、と思っています。
大事なのは、『緊張』は、悪ではないということ。
緊張の大きなメリットだってあるんです!
何かというと、緊張は『集中力を最大限に高めるために必要なエネルギー』だということ。
緊張感があるからこそ、集中力も高められます。
一つ一つ、丁寧に、音楽を進めて、今、自分が演奏している音楽に集中、身体の感覚を意識する、という感じです。
逆に、ぼんやりした気持ちで取り組んでも、よい演奏にはつながりません。

 自分への応援があってこそ、やり遂げられる

本番は、誰にとっても非日常の環境です。
そこに身を置いたときに、自分を助けてくれる要素があります。
それは、『自分を信頼すること』です。
ちょっと意外かも知れませんね。
『自分という人間をどこまで信頼しているか』は、大事なことです。
気をつけたいのが、“信用と信頼は違う”ということ。
 自分は100%絶対に成功する!成功以外あり得ない!
そう本気で思っていて、失敗してしまったらどうなるでしょうか。
結果、失敗したことで『自分の信用』を失います。
『やっぱり自分はだめなんだ』
『もう、やるのやめたら?』
『こんな醜態はさらしたくない』
『結局うまくいかないんだから』
となります。
逆はどうでしょう。
練習がうまく進まない時も、もがいていても、
とりあえず全力で、自分を応援する。
 それは、上手くいかなくて悩んでいる自分を、受け入れることです。

あなたの大切な人が悩んでいたら

あなたの家族、友人が、もし何かで失敗してしまった時。
そんなどんな声をかけるでしょうか?
『だからお前はだめなんだ』
とは、おそらく言わないはずです。
 むしろ、
『大丈夫!よく頑張っているよ!』
『どうしたの?何かあったの?』
と応援したり、悩みを聞いたり、共感してあげたりすることが多いかと思います。
それを、自分にもする。
『所詮、自分だから』と、おざなりにせず、がんばっている事実を、当然のように評価する。
当然のように応援する。
このことが、本番で『非日常、イレギュラー』な状況になっても、地に足を付けて進んでいける、唯一の方法なのではないかぁ、と思います。

本番に慣れるには、回数が必要です

ここからは、別の視点でみてみましょう。
少々辛口ベースになりますが・・
10年フルートを吹いていて、1度しか本番したことがない状況よりも、3年フルートを吹いていて、3回、その時なりに努力して、本番を経験した方が、緊張に絶対的に強くなります。
上達も加速します。
失敗グセがつくかも、と心配するかも知れませんね。
それなら、練習をがんばる、練習ができる時間の使い方を見直してみる。
まだ下手だから・・と最高の状態を待っていても、そのままでは、最高の状態はやってきません。

本番の回数は、経験と練習量の差に結びつく

私の教室の発表会は、強制参加ではありません。

それは、全員の都合やタイミングが合う日は現実的にない、ということの他に、どんなモチベーションでフルートと付き合っているかも個人差があるからです。

ただ、1つ言えることがあります。

本番を経験した方が、経験量の少ない方より上達しています。

ドキドキするけれど、実りも、やりがいもあるから。

そんな風に考えられる人は、自分への応援が上手です。

本番は、非日常です。
でも、あれ?ちょとだけ身近なものになっていた・・気づいたら、緊張とも友だちに。
回数をこなす中で、そんな関係になっていたら、違った風景が見えるかも知れませんね。
>フルートで、彩りある生活を。

フルートで、彩りある生活を。

憧れのフルートを、あなたも吹いてみませんか?