「今日も練習するぞ!」
「曲が面白くなってきたぞ!」
吹きたい気持ちが強いときって、楽しいですよね!
こんな時、 突然、理想のテンポで吹いてしまうことはありませんか?
私は、その曲が、ばっちり手の内に納まっていない限り、
ゆっくりから始めることをおススメします。
ゆっくりから始めることをおススメします。
ちょっと、例え話になりますが・・・
新年のニューイヤー駅伝。
行き当たりばったりではなく、
ここが急坂とか、ここで給水とか、
相当の“戦力分析” を踏まえた上で、走っている様子を、テレビで観ることができます。
演奏も同じです。
どんなことを吹くのか、通す前に、
思い出すこと、確認すること。
この一手間だけで、演奏が深くなりますよ。
練習でも、メモがおススメ!
ゆっくり演奏したら、
前回の練習と見比べてメモを取ってみると、色んなことが見えてきます。
前回の練習と見比べてメモを取ってみると、色んなことが見えてきます。
- どのテンポまでやったのか
- どのスラーがうまくいかないのか
- どの臨時記号を間違えるのか
などなど、具体的なことを書くんです。
それを見て、練習する時に“今日のタスク” として始めれば、マンネリ防止にもなりますよ!
私は、楽譜の上の空いているところに、テンポの記録を書いたりしています。
他にも「元気よく」「決然と」「フレーズ」など、キーワードも書いて、
演奏の最初に目に入るようにしています。
演奏の最初に目に入るようにしています。
やりたいテンポで突然通したら、どうなるか
熟達していない状態で、理想のテンポの演奏に突入すると、
こんな困ったことが起きてしまいます。
こんな困ったことが起きてしまいます。
頭の中が追いついていかない
↓
不必要に緊張する
↓
よって体がこわばり
↓
間違える、
指が回らずテンポが暴走する
指が回らずテンポが暴走する
「吹きたい気持ち」とは裏腹に、 悲しいことになってしまうのです。
でも、テンポで通すことも必要
とは言っても、テンポで通すことは必要です。
一通り確認ができ、じゃあやってみよう、 という状態でやってみましょう。
その時も「できてる・できてないチェック」をしがち。
ある意味、当然ですよね。
ある意味、当然ですよね。
でも、もっと大切なこともあるんです。
それは“「表現したいこと」が、
はっきり決まっているか”です。
はっきり決まっているか”です。
「うまくやろうとする」気持ちは置いておき、外に表現すること。
これが、テンポで通すときにすべきことです。
そして、これからご紹介する
“決まり”も、大事になってきます。
“決まり”も、大事になってきます。
通すときに守るべき“決まり”とは
「通すとき、これは決めておいた方がいいよ」と思うこと。
ひょっとしたら、誰もが経験があるかもしれませんが・・
その“決まり”とは、
「やり直しをしない」ことです。
「やり直しをしない」ことです。
やり直しは、言い換えると、
こんなことでもあるんです。
こんなことでもあるんです。
演奏する
↓
間違えた!
↓
とっさにやり直す
↓
間違いを、“なかったこと”にする
私も、結構やってしまっています…
ただ、結局のところ、
「一度間違えても、やり直せばできる」ことを、
身体に覚えさせてしまうんです。
身体に覚えさせてしまうんです。
これがクセになったら、合わせやアンサンブルなどで苦労しそうですね。
通すときは、「一発勝負!」 と決めてから、通しましょう!