皆さんは、フルートを吹くと、身体のエネルギーがどれくらい使われるのか、想像したことがあるでしょうか?
フルートを吹いたときのエネルギー量を調べてみました。
・楽器演奏の消費カロリー(チェロ、フルート、ホルン、木管楽器)
体重50~60キロの人/1時間吹く:約130キロカロリー
フルートは、上から下の音まで自由に吹けるようになると、長時間吹くことができます。
そうなれば、練習時間によっては、スポーツをするような熱量にまで増大することも、充分考えられます。
エネルギー補給は、演奏エネルギー補給!?
フルートをはじめ、演奏は、スポーツとは異なり、高齢期までずっと現役で楽しむことができる、精神・身体活動です。
良い状態で、毎日の練習を継続できるように、また、演奏会で最高の演奏を可能にするためには、健康である必要があります。
それには、十分な休養(睡眠)と同時に食事(栄養補給)が重要です。
栄養が不足した状態では、身体の動きが鈍くなり、血糖値の低下により練習にも集中できません。
疲労した身体の回復も、十分には望めなくなります。
安定した精神・身体状態で、長く楽しむためには、食事は必要不可欠です。
様々な、失敗談・・
私は、健康管理で失敗した経験がいくつもあります。
私の経験と、レッスンでの出来事をお話しますね。
《 私編 》
・食事の時間が取れず、急いでピアノ合わせに行ったら、全然息が入らない。スタミナがなくて、頭も真っ白に。お菓子を出してもらい何とかしのいだ。
・夜更かしの翌日は、集中力が散漫して良い練習にならない。
《 生徒さん編 》
・レッスン中、めまいで立っているバランスを崩し、
楽器が傷ついてしまったことがあった。話を聞けば、連日寝不足だった。
・普段より変なブレス目立つ生徒さん。
話を聞いたら、弁当を食べる時間がなく、お昼を抜いていた。
私たちの健康と、フルートは、切っても切れない関係のようです。
フルートを思い通りに吹くために
本当に基本的なことばかりですが、思い通りにフルートを吹くために、
確認してみてはいかがでしょうか。
- 毎朝・昼・夜の3食をきちんと摂れていますか。
- カロリー面と栄養素のバランスを考えた食事を摂っていますか。
また、ビタミンやミネラルが十分に確保できる食事内容になっていますか。 - 日々の体重を把握していますか。
- 自宅での食事を多くしていますか。
- 食事時間を十分に確保していますか。
- 水分補給に気を使っていますか。
特に夏場は、練習中でもコンサートでも飲み物を横におき、
小まめな水分補給をしていきましょう。 - 夕食は就寝前3時間までに終えていますか。
皆さんの健康と、フルートとの日々を、応援しています!